プランクはオススメしない!?

腰痛

プランクを一般のお客様にオススメしない理由は以下です。

1.体幹部が固まって動かせなくなる
体幹とは手足を除く胴体のことを指します。四肢はなくなっても生きることはできますが、体幹部がなくなると生存が困難です。それほど重要な部位です。現代の多くの人々は姿勢が悪く、運動不足な生活習慣のため、体幹部をほとんど使うことができません。例えば、呼吸に必要な肋骨は特に固くなり、呼吸が浅い人や腰痛を抱える人が増え続けています。このような身体の状態で体幹部を固めるトレーニングを行うと、ますます不調や症状が悪化する可能性があります。

2.インナーマッスル鍛えられてません
プランクなどの体幹トレーニングをするとお腹や腕が辛いですよね?それはアウターマッスルにしか効果がないことを示しています。よく言われる腸腰筋という筋肉は深層に存在し、アウターマッスル(お腹や背中)が緩んでいないと働かせることができません。有名なスポーツ選手がオススメしているからといって、その人とあなたでは体の状態や感覚がまったく異なるため、意図した場所に効果を得ることはできません。
もちろん一流選手のように身体を扱うことができれば良いトレーニングとなります。

3.ケガリスク増大
運動習慣のない人が行うと、当然ながらケガのリスクが高くなります。腰痛改善のためにトレーニングをしている人もいますが、一時的に症状が改善したとしても、トレーニングをやめれば元の状態に戻ってしまうでしょう。さらに、スポーツをしている人も注意が必要です。体幹を固めてしまうと、膝や足首などにかかる負担を適切に吸収できなくなり、ケガのリスクが増加します。

プランクとは非常に難しいトレーニングになります。身体レベルが高い方が行えばインナーマッスルを鍛える良いトレーニングとなりますが、一般の方がいくら行っても効果は期待しにくいです。

まずは無理に力を入れる事より、上手に力を抜く事から覚えましょう。
力を抜く事ができるようになれば、力を入れることは容易くなります。